制作国:アメリカ
上映時間:92分
原題:DON’T BLINK
監督: トラヴィス・オーツ
出演: ミーナ・スヴァーリ、ブライアン・オースティン・グリーン、ジョアンヌ・ケリー他
閉じ込められている場所: ロッジ内
あらすじ
山奥のロッジに車が3台向かっていました。ロッジまであと300メートル、看板にはこの先休憩所、ガソリンスタンドは無し。最終地と書かれていました。
女性5人男性5人がロッジに着きます。ロッジの前にはガソリンスタンドがあり、ガソリンが切れた車に補充しようとしますがキーがないとガソリンは出ないとわかりました。ロッジには管理人がいるはずですが、何度呼んでも出てきません。女性陣がロッジの中を散策します。ロッジの中には誰もいないはずですが、テーブルの上には食べかけの食事や飲みかけのマグカップがそのままになっています。トイレに行くとメイク道具もそのままになっていました。
このロッジは無人であるということがわかりました。しかしなぜ食べ物やメイク道具がそのままであるのか、それぞれ手分けをして人を探すことにしました。キッチンでガスレンジの上のフライパンは火がかかったままでした。流し台の下の扉を開けると内側には「help me」と書かれていましたが、気がつきませんでした。また、部屋の鏡には「Don’t Blink」瞬き厳禁、と書かれていますが気がつきません。ロッジは暖かいのに湖は凍っています。鳥も一羽も飛んでいません。また、中身がそのままのほ乳瓶、天井の首つりロープを見つけました。
この奇妙な人も虫も鳥も一匹もいない状況に彼らは恐怖を抱き始めました。アレックスという男がここから逃げようと提案します。しかしここにある車のガソリンを全て集めても1台の車のガソリンタンク半分にも満たず、山の途中で車が止まってしまいます。するとトレーシーがいなくなったということに気づきます。探し回りますがどこにもいません。
すると次はノアがいなくなったと気づきます。残っている全員が今の状況を確認し始めました。こんなに人が消えているのに、死体はどこにもないことが不思議です。アレックスは速く逃げようといい多数決をとりますが、逃げるに賛成したのは3人のみでここにとどまることにしました。これ以上仲間が消えてしまわぬよう、ジャックがリーダーとなり鍵を閉めて全員一緒にいること、トイレは2人で行くことを決めました。
それからもふとしたときに一人ずつ消えていきました。
サムがアレックスから銃を奪ってここを出て行くといい、止めようとしたアレックスが肩を撃たれてしまいました。サムはシャーロットをつれて車で逃げようとしましたがすぐ止まってしまいました。ジャックとクレアが見に行くとそこにはサムはいませんでした。何があったのかとアレックスはシャーロットの首を絞めて話せと脅迫します。消えてしまったのは車のキーとサム自身。アレックスはどうせ死ぬんだとヤケになり始めました。その後もエラが消えてしまいました。残るは4人です。ドアをノックする音が聞こえました。開けると消えたはずのノアがたっていました溝に落ちていたと主張します。アレックスはノアの足を銃で撃ちました。そして玄関から外に引きずりだします。助けてくれという悲鳴が途中で消えてしまいました。きっと彼も消えてしまいました。アレックスはやけになってしまいました。消えた人たちは痕跡がないのです。いきなりアレックスは自分を銃で撃ちました。これで痕跡が残ります。ジャックが「瞬き厳禁」といいます。アレックスの死体だけでなく、ソファや壁の血も消えていました。
そうしていると電話がかかってきました。ロッジの予約電話です。ジャックは「現在予約は扱っていません」と答えました。クレアがその電話を使って警察に電話しました。事故が起こったと伝えると山の奥にあるため3時間はかかるとのことです。ジャックとクレアは3時間、見つめ合っていよう、瞬き厳禁でと約束します。
いきなり停電になりました。焦ってとりあえずろうそくをつけます。まだ無事でした。クレアがトイレに行きたくなってしまいます。今残っている3人で一緒にトイレに行きました。するとクレアが目の前でいきなり消えてしまいました。ろうそくがだんだん短くなってきました。時間がたち、二人の集中力も持たなくなってきて思わず二人は目をつぶってしまいました。するとジャックが消えてしまいました。クレアただ一人になってしまいます。
外からサイレンの音が聞こえてきました。無我夢中で「私はここにいる!!」と叫びながら玄関のドアを開きます。玄関の外にはパトカーがたくさん止まっていました。状況等も詳しく聞かれずにクレアはパトカーの後部座席に乗せられます。クレアは疲れてしまって体を曲げて目をつぶってしまいます。顔を上げたら周りの人たちは消え去ってしまいました。
みどころ
10人が到着した直後ロッジを確認して回る際の少し前まで誰かがいたはずなのにふと消えていたり、自分たちも次々に閉じ込められた空間で訳のわからない消え方をしていく不気味さが見所です。大げさな流血シーンや痛々しいシーンなどは少なめなのでグロテスクなものが苦手な方でも楽しめる作品だと思います。
感想
10人の若者がロッジ内で奇妙な消え方をしていく、原題の「DON’T BLINK=瞬き厳禁」、話の流れはよくある話ではありますがわくわくしながら観ることのできる映画だと思います。どうしてこういうことがおこったのか?というネタばらしをあまりせずにヒントをたくさん散りばめて考察するのが楽しい映画はたくさんありますが、このLODGEはヒントがかなり少なくて考察の段階まで進むことができず、結局どうして人が跡形もなく消えてしまうのかが分からなさすぎてもやもやしてしまうところがあります。好き嫌いが分かれてしまうタイプの映画かもしれません。