SAW4のレビュー(総合評価A)

評価

  • ストーリー  A
  • キャラクター B
  • 設定 A
  • 密室度 A
  • 総合評価 A
  • シチュエーション ホテル、工場

 

説明

ジグソウと弟子アマンダは死んだ。ジグソウ最後のゲーム現場でパズルを解こうと奮闘するホフマン刑事。
ケリー刑事殺害のニュースを聞いたFBIからストラム捜査官とペレス捜査官も駆けつける。
しかしその頃、ジグソウに関わって唯一生き残っていたSWATのリッグ刑事が、新たなゲームに強制参加させられていた。
与えられた時間は90分。すべての罠をクリアして旧友を救うことが出来るのか、それとも地獄の結末を迎えるのか―。

 

登場する罠

・頭皮引きちぎりマシーン

・目か体どっちをとるかマシーン

・痛みの絆ゲーム

・首吊り or 電気ショック

感想

SAWシリーズの第4弾。時系列的には、SAW3と同じ。
ナンバリングごとに時系列おらず、過去編シーンもちょくちょく出てくるので、一気に複雑になり、初見さん置いてけぼり状態なのはご愛敬。
でも、SAW見るか!と思って4から見る人はそうとうな変わり者だと思うけど。
今作のテーマは、「救済」。早とちりし、皆を危険にさらしてしまうリッグ刑事に対して、その性格を矯正することができるかというゲーム。

トラップも前作と同様にエグく、工夫の凝らされている印象。特に婦女暴行の変態アイヴァンへの救済ゲームはかなりグロい。
SAW2、SAW3で登場してきたマシューズ刑事も最後のトラップに変わり果てた姿で参加させられ、今作でゲームオーバーになってしまう。

また、ジグソウがゲームを始めたきっかけが語られている。
末期がんを宣告され、嫁に宿っている赤ちゃんは流産させられ、ってなったら確かにサイコになってしまうのは分からないでもないかもしれない。

エンディング曲はXJAPANが歌っているみたい。なんか聞いたことある声だなと思った。

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SAW3のレビュー(総合評価A)

評価

  • ストーリー  A
  • キャラクター B
  • 設定 A
  • 密室度 A
  • 総合評価 A
  • シチュエーション 食肉工場

 

説明

息子を交通事故で亡くしたジェフは、目覚めると食肉工場の地下室にいた。
扉を開けると、鎖につながれた3人の男女。貯蔵庫には、息子を飲酒運転でひき殺した男。
解体場には、犯人に軽罪しか与えなかった判事。冷凍室には、ひき逃げを目撃しながら証言しなかった女。
・・俺は、息子を殺した人間たちを処刑するのか?
一方、医者のリンは病院でのシフトを終えた直後誘拐され、連れて行かれた地下室で、死の瀬戸際のジグソウと会う―。

 

登場する罠

・皮膚の鎖を引きはがそうの罠

・天使の羽

・氷漬けの罠

・通称豚汁の罠

感想

SAWシリーズの第3弾。今作でジグソウは死に、一区切りがついて終わるので、続編のSAW4は今作もちゃんとヒットしたから続いたんだろうね。
今作のテーマは、息子の死に関係している人たちをを父親のジェフが赦せるかというもの。
前作に比べてトラップのエグさが格段に進化していて、とてもグロい。
特に、豚の死肉で溺死させるトラップはシリーズ中屈指にエグく、趣味悪い・・・笑
ジェフへの最後の試練は、ゲームをさせられ、妻のリンを人質にとっているジグソウを赦すことができるというもので、
ジグソウから「そこに残忍な器具があるが、私を赦すことができるか」という問いに対し、その残忍な器具(電動カッター)でジグソウの首を切り裂き殺してしまう。
ジグソウがつけている心電図とリンの首に巻かれた爆弾が連携しており、心拍数0になると爆発するというというラストトラップは見もの。このトラップ、当時大学生だった僕はすごく感動したのを覚えてる。もともとピタゴラスイッチ的なものが好きだったからね。個人的にいただけないのは、ジグソウが死ぬ間際にテープを手動で流すシーン。どうせなら、そこも心拍数0になったときに連動するようにしてたら、もっとかっこよかったんじゃないかな?と思ったりします。
(それだと、リンのオペミスによりジグソウを殺してしまった場合、ジェフあてのメッセージを流すことになってしまうから手動でながしたのかな。)

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SAW2のレビュー(総合評価A)

評価

  • ストーリー  A
  • キャラクター B
  • 設定 A
  • 密室度 A
  • 総合評価 A
  • シチュエーション 謎の館

 

説明

目覚めたら出口の無い館に閉じ込められていた8人。ジグソウの囚人たちが新しいゲームに臨んでいた。
ゲーム開始と共に遅効性の毒ガスが館内をめぐっていく。2時間以内にゲームに勝ち、解毒剤入り注射器を手に入れないと死んでしまう。
8人は注射器を手に入れられるのか?一方、刑事エリックはジグソウを捕まえる。
ジグソウは動揺もせず、エリックと二人で話すことを要求。なんと、エリックの息子はジグソウに監禁されていた。
目覚めたら出口の無い館に閉じ込められていた8人。ジグソウの囚人たちが新しいゲームに臨んでいた。
ゲーム開始と共に遅効性の毒ガスが館内をめぐっていく。2時間以内にゲームに勝ち、解毒剤入り注射器を手に入れないと死んでしまう。
8人は注射器を手に入れられるのか?一方、刑事エリックはジグソウを捕まえる。
ジグソウは動揺もせず、エリックと二人で話すことを要求。なんと、エリックの息子はジグソウに監禁されていた。

 

登場する罠

・扉を開けたら目を打たれる罠

・扉を開けたら目を打たれる罠

・注射器の池

・カッターの箱から注射器とりましょうの罠

感想

この映画は、SAWの正式な続編で、ストーリーも後付けだけど続いている。
ラストシーンのどんでん返しは、前作に引けを取らないくらいな印象。

今作のターゲットのマシューズ刑事の操作とジグソウ部屋の動画は一見中継に見えるが、実は録画されたビデオを流していたというもの。最初の方で「私と話をするだけ」というルールをマシューズ刑事に説明するジグソウだが、まさにそのまま2時間話をしていれば、ジグソウの部屋にあった金庫が開き、息子のダニエルは解放されるというルールだった。結局、マシューズ刑事はジグソウにキレて館へ案内させるが、その結果地下室に閉じ込められてしまった。

ちなみにこの地下室は、前作SAWの舞台。
マシューズ刑事や館からの脱出ゲームに参加したアマンダは今後のSAWシリーズのも登場する重要キャラクターだったり。

わりと巷ではSAWシリーズは2までが面白かったというのをよく耳にする気がするね。
たしかに2まではソリッドシチューエションスリラーよろしくのどんでん返しがアツい。
3からは罠の完成度やスプラッターの方に力をいれているのか、グロ映画よりな感じになってしまっているからかな。

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パラドクスのレビュー(総合評価A)

評価

  • ストーリー  A
  • キャラクター B
  • 設定 A
  • 密室度 A
  • 総合評価 A
  • シチュエーション 無間地獄

 

説明

繰り返される「今日」― 待つのは「死」か、「明日」か。ある日突然、刑事と犯罪者の兄弟、家族4人が出口のない空間に閉じ込められた…。
刑事と兄弟が足を踏み入れたビルの非常階段。そこでは1階を下るとなぜか最上階の9階が出現、何度下っても同じ9階に辿り着いてしまう。
一方、家族4人が迷い込んだのは荒涼とした大地が続く中の一本道。真っ直ぐ車を走らせても、どうしても元の同じ道に戻ってきてしまうのだった。
そんな中、刑事に足を撃たれたカルロスは瀕死となり、長女カミーラは持病の発作で危険な状態に陥る…。
今、体験していることは夢なのか?それとも現実なのか?そして彼らはこのループする空間から無事に脱出できるのか!?
https://filmarks.com/movies/65947

 

感想

一度見ただけでは、理解することはできないと思う。一度見て、解説サイト見て、2回目見るとすごく面白い!
個人的に、ソリッドシチュエーションスリラーの類の中では1、2を争うほど好きな作品(^^)
なぜかTSUTAYAのSFコーナーに並んでいるというのもちょっと不思議だけど、無限ループ自体がSFだからそういうものなのかな。

冒頭には、ウェディングドレス姿のおばちゃんがエスカレーターに倒れて運ばれている。
メインの物語は、「階段の踊り場にで閉じ込められる犯罪者兄弟とそれを追い詰める刑事」と「終わりのないハイウェイに閉じ込められた4人家族」のシーンが交互に描かれる。
そして、それぞれのループする世界は35年で脱出することができるが、さらに新たなループ世界へ突入してしまう。
というもので、ループ世界は実は裏世界であり、現実世界で生きる人間の生き写し。(文章にするって難しい。。。)

整理すると・・・

 

【ループその1 列車の中で35年】

・指導員(少年時代)
・????
・????

 

【ループその2 いかだの上で35年】

・ルーベン(少年~中年)
・指導員(中年~老年)
・溺死した少年

 

【ループその3 ハイウェイで35年】

・ダニエル(少年~中年)
・ロベルト=ルーベン(中年~老年)
・カミーラ(死亡)
・サンドラ(死亡)

 

【ループその4 階段踊り場で35年】

・オリバー(少年~中年)
・マルコ=ダニエル(中年~老年)
・カルロス(死亡)

 

【ループその5 ホテルで35年】

・冒頭の花嫁(若者)
・カール=オリバー(中年~老年)
・花婿(死亡)

 

【ループその6 エスカレーターで35年(冒頭のシーン)】

花嫁(老年)

かなりオススメなので、ぜひ見てみてね。

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BARRIERのレビュー(総合評価B)

評価

  • ストーリー  B
  • キャラクター B
  • 設定 B
  • 密室度 A
  • 総合評価 B
  • シチュエーション 古城に張り巡らされたバリア

 

説明

宝探しのためにヨーロッパの古城に行ったら、謎のパリアで城が包囲されて出られなくなってしまう。
バリア内に閉じ込められるのは男子学生2人、女子学生2人の4人。
バリア内から出られないことを知る4人は、トラビスとかいうおっさんに出会い、「バリアをから脱出するに入ってきた人数と同じ人数でなくては出られない」と言われる。
つまり、4人のうち1人を見捨てないといけないというストーリー。
各々が助かりたいために、それぞれを欺くような修羅場モードへ突入。
最終的には、トラビスと男1人、女2人の4人で脱出する。

 

印象的なシーン

・ラストシーン
脱出劇から2年後、無事脱出できた男子学生ティーは置き去りにしてしまったもう一人の男子学生ブラッドを連れ戻すために、また古城へ戻ってくる。
しかし、古城は見当たらず近所の住民に「古城はどこか」と尋ねると「そんなものをはじめから存在しない」と言われる。

 

感想

この映画は、動画配信サイトやTSUTAYAにもないので、セルDVDをAmazonから買いました。それくらい見たかったんですよね。
女子学生が脱ぐシーンやレイプシーンなどもあるのでちょいエロ多めだけど、この類のスリラーものにはエロはいらないかなとも思う。

謎なのが、22年脱出を待ちわびていたトラビスはどうして閉じ込められたのか語られていない。、
はじめの方に学生たちのポケットに宝の地図を忍ばせたおっさんがたぶんトラビスの仲間なのだろうけど、
脱出後の話をちょっとでも作ってほしかったかなとも思ったり。

ソリッドシチューエーションスリラーよろしくの仲間割れ展開はちゃんとあるので、そこは結構見ごたえはあるかもしれない。
なぜ仲間を見捨てトラビスを始末しようとしないのかは謎だけれど。

バリアの発生理由は不明だが、バリアは中にいる人間の恐怖を吸って維持されているらしい。
世にも奇妙な物語の「迷路」に近いファンタジーチックな感じ。

劇場未公開映画ということもあるのか、画質がメチャクチャ悪いのはご愛敬。

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