CABIN【ソリッドシチュエーションスリラー映画レビュー】

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制作国: ロシア
上映時間:95分
原題:THE CABIN IN THE WOODS
配給:ライオンズゲート(英)、クロックワークス(日)
監督:ドリュー・ゴダード
出演: クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ
閉じ込められている場所:森の中

 

あらすじ

5人の若者たちデイナ、カート、ジュールス、マーティ、ホールデンは従兄弟が所有しているという山小屋へ向かいました。山奥なので携帯の電波もつながりません。5人は道中のガソリンスタンドに立ち寄りました。ガソリンスタンドには愛想の悪い店主がいて、目的地の山小屋は持ち主が何度も変わっているといわれます。不気味な雰囲気が漂っていました。山小屋までのガソリンを車に入れてもらい、5人は山小屋に向かいます。

5人が山小屋にたどり着きました。それぞれ部屋割りが決まると、自室に向かいました。ホールデンの部屋には動物が解体されているような不気味な絵が飾られており、気味が悪かったのでその絵を壁から外しました。すると壁がマジックミラーになっていることに気づき、隣の部屋のデイナが丸見えになっていました。そのことを仲間と相談し、ホールデンとデイナは部屋を交換しました。

 

実はこの山小屋は謎の組織によってさまざまな場所に監視カメラが設置され、研究員たちにモニタリングされていました。ガソリンスタンドにいた男も研究員の仲間の一人でした。この組織は古の神に生贄をささげる儀式を行っていて、5人を様々な方法でコントロールして、殺す順番を決めていました。

 

5人はこのことをもちろん知らないので、酒を飲みながら楽しく過ごしていました。「告白か挑戦か」というゲームをして盛り上がっていました。ジュールスは挑戦を選び、マーティの指示で壁に飾られている狼の剥製にキスをします。次に順番が回ってきたデイナは挑戦を選びました。彼女が挑戦を選ぶと口にしたとたん、地下室の扉が日田来ます。それを見てジュールスはデイナに一人で地下室を見るように指示しました。

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地下室の中には古びたがらくたのようなものがたくさん置かれています。実は地下室内の物は研究員たちが仕掛けていて、何を取るかによってシナリオが変化する仕組みになっていました。デイナの悲鳴でほかの4人も地下にやってきました。5人がそれぞれ様々なものに興味を示しています。デイナはある日記を手に取りました。その日記には、虐待で殺されてしまった子供たちのことが書かれており、日記の最後のフレーズを読み終えると、山小屋から離れた森の中で死んだはずの親子がゾンビになってよみがえってしまいました。研究所内では賭けが行われていて、5人の殺害に向けて行動を起こし始めました。

 

最初の生贄に選ばれたのはジュールスでした。カートとジュールスは2人で夜の森へ行きました。ジュールスは気づいていませんが研究員たちによって彼女の体は性欲を向上させる薬の影響を受けていました。また、森の中はフェロモンの霧を噴射されていて二人は盛り上がりますが、突然ゾンビ一家が襲ってきて、ジュールスは殺されてしまいました。カートは背後から襲われますが何とか山小屋に戻りました。

4人は異常な事態を把握しますが、研究員の誘導によりバラバラになってしまいます。マーティは途中にカメラに気づいてしまって、ナイフで刺されて連れていかれました。なんとか生き残った3人は車に乗り込み、山小屋から脱出しました。トンネルを出ようとしますが、研究員により出口をふさがれてしまいました。カートがバイクを使って何とか崖を飛び越えようとしますが、目に見えないバリアのようなものにぶつかり、カートは転落死してしまいました。

 

目に見えないバリアをみて、デイナは組織の存在に気が付きました。車内にはゾンビが潜んでいて、車が湖に落下しました。デイナは何とか車から脱出しました。その姿をモニタリングしていた研究者たちは拍手喝采です。(神の生贄に選ばれる若者は「淫乱」、「戦士」、「学者」、「愚者」、「処女」と決まっていて、「淫乱」が初めに死に、「処女」が生き残るか最の死ぬかと決まっているため。)

 

研究所内で電話が鳴ります。電話によると死んだと思われていたマーティがまだ生きているらしいのです。マーティは湖でデイナを救い、2人は地下室のエレベーターに乗って研究所の中へと向かいました。

 

エレベーターの中で二人は恐ろしいものを目にしました。次々に正方形の小さな部屋が表れて、その中には様々なモンスターたちがいました。2人が研究所内に入り込んだことを知った研究員たちは慌てて特殊部隊を出動させますが、2人はコントロール室までたどり着いていました。システム解除のボタンを押すと、正方形の小さな部屋の中に閉じ込められていたモンスターが一斉に部屋の外に放出されました。特殊部隊が2人を捕まえようとしますが、放出されたモンスターの餌食になってしまいました。なんとか2人は生き延びて、地下の偶像エリアにたどり着きます。そして館長が現れ、自分たちが神にささげられる生贄である事実を知ります。館長によると、この作戦が失敗すれば蘇った神の力で人類は滅亡するそうです。作戦を成功させるには日の出前にマーティを殺さねばなりません。

 

マーティを殺す決断を一度はしたものの、デイナには彼を殺すことはできず、作戦は失敗して、建物が崩壊し、人類が滅亡してしまいました。

 

みどころ

若者が山奥の山小屋に行き、そこで恐ろしいことが巻き起こるというありがちな設定を見事に覆していく「どんでん返し映画」です。研究所での作戦やモニタリングをしているわけもわかりやすくストーリーの中に組み込まれているので、怪しげでやけに先進的な研究所での様子と山奥の様子が2視点で見勧められるところも面白いです。

 

また、本作に登場する正方形の小さな部屋の中のモンスターたちは王道的ホラー映画のオマージュが多く盛り込まれているようなので、たくさんホラー映画を見てきた人こそ楽しめる作品になっているとおもいます。

 

感想

若者が山奥の山小屋に行く、恐ろしい目に合うというホラー映画のありがち設定で始まったので、どんな展開になっていくのだろう…と思っていましたが、結果どんでん返しな展開で楽しめました。

 

研究所の人たちの視点と若者たちの視点2つがどちらもしっかり見ることができるのも面白いと思いました。研究所の人たちのたくらみや賭けの内容もふわっと表現するのではなくわかりやすくしっかりとストーリーの中に盛り込まれていたので、最後まで楽しむことができました。

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